寅年は長寿?/介護ボランティア報告

お久しぶりになりました。介護ボランティアのパンダ先生です。
今日は四日市のとあるデイサービスにてレクリエーションを行いました。

内容

14時ー挨拶、ラジオ体操
14時05ークイズ塗り絵、干支塗り絵

今回はこんな創作よりで行なっています。
と、いうのも今回の施設では麻痺の方が多めだと事前にお聞きしましたので

普段やっているという塗り絵にプラスアルファできる内容なら今後にも活きるのでは?

という視点からこちらを勧めてきました。

今回も歓迎ムードの中お迎え頂き、挨拶グリーディング交流に移行。
これはいつもですが、外せません。
なんと言っても馴染みのない人が突然レクの司会ですから、初心は大事です。

驚かせないように正面から登場、
握手など軽いスキンシップをもって開始する事を心掛けています。

体操はお馴染みのラジオ体操。
これも認知症の方でも体に染み付いた動きという介護界最強の体操をチョイスし、
メインが塗り絵なので今回はグーパーの手の動きなどお馴染みのもので指や手の運動をちょい足ししました。

そしてメインはクイズ塗り絵です。
こちらは介護師をされている方、是非参照頂きたい内容です。

準備物は

色鉛筆とクイズ用の塗り絵、そして答えになる塗り絵……

昔馴染みのものの色を思い出して塗って頂く塗り絵です。

そして、この題材が難しいのです。

大切なことは2つ

  1. 年齢層の方が分かる題材
  2. 間違えても気落ちしない題材
1は当然として割愛して、2、間違えても気落ちしない。

これは昔のことを思い出す脳活性の手段

回想法の考え方でも多くに当てはまりますが、

目的はあくまで思い出すことで、上手に行うことでは無いという事です。

例えばクッキー作りの回想法では作ったクッキーの実食はしません。
上手くできたかの評価をすると昔より下手だったり、
昔より落ちてしまった味覚から気落ちする要因になり兼ねないからです。

この思想になぞらえると候補はなかなか難しいですが、そこで私が注目したのが
昔からキャンディのキャラクターとしてある

ペコちゃん

画像はフリー素材のペコちゃんにワードアートで塗り絵の趣旨を説明したものです。


1、現在2019年時点の高齢者施設利用者様の世代でも知っているキャラクターです。
実際、あぁ、よく昔食べた。という声をどこでも聞きます。

2、上記条件なら昔の家具、洗濯板や竃でも良いのですが

忘れて気落ちしない題材となると分かるけど細かくは思い出せないのが普通。


この塩梅に当てはまる意味で、お菓子のキャラクターというのは理想的に思います。

そして、利用者様が色合いに悩まれている間にテーブルを回りもう一つの準備です。それは

  1. 自己紹介、確認になる塗り絵

利用者様の干支の塗り絵

今回はその場でお聞きして即興絵で行いました。
絵はそれほど達者ではありませんが……

特別感を出す演出としての取り組みです。


因みに御自身の年齢を忘れてしまっている方はいらっしゃるのですが、
昭和何年生まれ、大正何年生まれ……この解答には素早く答えられる方が多いのも私の実感です。

また、この塗り絵はいつも顔を合わせる利用者様同士での自己紹介になります。

あら?同い年だったの?え?12年も年上なの!?

そんな驚きの声と共に交流が生まれるのもこの塗り絵にある自己紹介要素のおかげだと思います。

さて、一通り紹介を終えて本題ですが、今回はちょっと面白い事がありました。
それは利用者様に

寅年の方が極端に多かったことです

もしや、寅年の方は長生き?

もしや、デイサービス利用率が高い?

いや、これはあまりに科学的根拠に欠けますね。
血液型の統計ならまだしも……しかし、意外と面白いデータかも?と私は思うのです。

干支というと胡散臭いですが、
その年の環境、教育体制、流行の中にもしやもしや長寿などの関係がある要素があるのかも……
と言えば一考の余地はあるのかな?と思うのです。

まだまだ分母の少ないデータですが、この視点も大切かもしれないのでここに残します。

どんな事でも、人を知る事が介護の始まりですので、
色々な分野から考える事は大切に思うのです。

パンダ先生でした。

パンダ先生/介護レクリエーション

パンダ先生と申します。 介護レクリエーションの プランニングを 行なっています

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